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人は何にでも成れる 社内に掲げられた言葉 ヨロズ物流(2026/01/25)
5億の借金を5億で買った、の考え方に
㈱ヨロズ物流(新谷剛社長、大阪府富田林市)の社内に、ひときわ大きな文字で書かれた言葉が掲げられている。「人は何にでも成れる」。
どこのお坊さんが書いたものかと尋ねたところ、新谷社長オリジナルの言葉で、17~8年前に掲げたものだという。
昭和62年創業のヨロズ物流は新谷社長の親父さんが立ち上げた。しかし、多額の借金を抱え、事業が行き詰まってしまった。そして、新谷社長が事業を引き継ぐことになった。
5億円の借金、5億円の売り上げ。5億の借金を返済しようと運営していたがうまくいかなかった。3~4年、最悪の状況が続き、経営破綻直前までいった。にっちもさっちもいかないどん底の状態で新谷社長は考えた。
5億の借金を背負って会社をやるのと、会社を5億で買ってやるのとでは気持ちが全然異なる。5億の負債を背負うというのが今までの見方。それを自分流に変え、気持ちを切り替えた。
うまくいかないと思ったらいまくいかないし、犯罪者になろうと思ったらなれる。同じ人間は何にでもなれる。自分でコントロールできる。アカン、アカンでマイナス思考でうつになる人もおれば、プラス思考で前向きに考えることもできる。
親父さんのやり方を何もかも引き継いでいた。自分で買ったと思ったら運営の仕方が変わった。
規律が必要とのことからいくつかの社内ルールを決めた。
するとルールに従うことができない社員が次々と辞めていった。トラックは50台あったが、半分に減車となった。また、協力会社に仕事を出していたが、自社の仕事が忙しいときに出していた。協力会社を作って仕事を出すようにしていった
。自社の仕事が忙しいから仕事を出すのと意味合いが違ってくる。
倉庫は持ってなかった。倉庫をしないと安心して社員の給料が出せない。そう考え、天井クレーン付き倉庫を建てていった。現在、8つの倉庫が稼働している。
「自分の思い次第でどうにでもなれる。いやいや借金を背負って運営を引き継ぐのが、自発的に自主的に引き継ぐのかの考え方で雲泥の差がある。考え方次第でどうにでもできる」。それを忘れないようにと書いたものが、社内に掲げられている。
コロナ中、毎週会議をしていたが、考えたのが中国タイヤの販売。中国のタイヤメーカーと取引したい。しかし、全くのコネなし状態。中国のチャオヤンに一本の電話を入れた。すると、商業用タイヤだけ日本代理店がなかった。話を聞いてもいい、との返事があり令和3年2月から販売総代理店として輸入タイヤを扱い始めた。倉庫事業、タイヤ事業含め、今期は前期26億から33億に伸びる見込みだ。(1月19日号)
【写真】社内に掲げられている言葉