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野菜摂取量を30秒でチェック  「会社全体の健康意識が高まる」(2025/12/17)


ベジチェック

 運転中に脳・心臓疾患や体調不良などにより、交通事故を起こしたりする健康起因事故は、近年増加している。国土交通省の調べによると、令和2年に286件だったのが、令和5年には418件まで増えている。
 このような状況を鑑みて、安全コンサルティングを手掛ける㈱ベストセーフティ(石田ゆみ社長、東京都)は自社の「健康起因事故防止プログラム」の中でカゴメが開発した「ベジチェック🄬」を提案している。
 ベジチェック🄬は手のひらをセンサーにかざすことで、30秒ほどで野菜摂取量が分かる機器だ。野菜に含まれるカロテノイドという色素を計測している。採血の必要がなく、手軽にどれだけ野菜が不足しているのかを知ることが出来る。
 測定の結果は0~12の「野菜摂取レベル」で表示され、7以上であれば充分に野菜が摂れているということになるが、カゴメによると日本人の平均値は5・8に留まっている。
実際に導入した㈱藤倉運輸(東京都)では2年間、ベジチェック🄬で測定を実施。結果としてスタート時の野菜摂取量平均が4・1だったが、最高、平均6・2まで上昇した。会社全体の健康意識が高まり、社員の健康促進に寄与している。
 結城運輸倉庫㈱(東京都)でも導入した結果、社員からは「食生活があまり良くないことを自覚し、野菜を意識するようになった。ラーメンだったら普段は味噌を頼んでいるところをタンメンにするとか、トッピングでほうれん草を頼むとかしている。
 チェックの結果は平均より低く、やはりタバコとお酒が原因だと思う。ベジチェック🄬を通じて、ドライバー・事務職の全員が同じ立場でコミュニケーションをとることができ、健康以外の面でも収穫がある」との声があがっている。(12月1日号)

【写真】ベジチェック使用時