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中2の3人が職場体験  脇田運輸(2023/12/24)


12年前から継続


 脇田運輸㈱(脇田浩二社長、大阪市)は11月9日と10日、大阪市立南港南中学校の生徒3人を受け入れ、職場体験学習を実施した。
 同社は、毎年、年2回地元の中学校の生徒を受け入れ、職場体験学習を実施している。
職場体験学習は、座学からスタート。ダンロップタイヤ近畿㈱堺店の八木部長代理が、タイヤの機能、タイヤの歴史などスライドを使って授業を行ったが、生徒からは鋭い質問が次々と飛び出した。
 茶畑君は、「廃タイヤのリサイクル率は94%と教えてもらったけど、残りの6%はどうなるんですか?」と質問。
 八木氏は「タグボートなどの小さい船が港に接岸するとき、船の側面に貼り付けて衝撃吸収の役割を担ったり、舗装されてない地面の水たまり防止として、地面に敷かれたりする」と説明。
 中塚君は、「タイヤ接地面の模様は色々あるけどどうしてですか?」と質問し、八木氏は、「模様の意味は抵抗を発するため。細かくみぞを付ければ抵抗が増えてブレーキをかければ路面をとらえて止まることが出来る。
Vパターンは雨用として排水に力を発揮する。路面の水をより素早く出せる」と解説した。
 その後、生徒たちはつなぎの作業服に着替え、ダンロップの大野課長と脇田運輸の工場長から、大型トレーラー用タイヤのパンク修理作業を体験した。
大野課長は、「君たちが扱うタイヤは重さが1個50~60㎏ある。ホイールも50~60㎏ある。ふざけたり気を緩めると怪我につながる」と注意を促し、生徒は、緊張した面持ちで作業に入り、貴重な体験を行った。
 脇田運輸の高田義隆部長は、「職場体験学習は12年前から継続して行っている。南港北中学校からうちの職場体験を受けた子が、21歳になり、今、我が社で勤務している。今日体験した生徒たちも運送業界に興味を持ち、将来何らかの形で我々の業界に携わってもらえればありがたい。これからも次世代を担う子どもたちのため、職場体験を続けていきたい」と話す。(12月18日号)

【写真】タイヤの溝について解説を受ける生徒たち