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「広告掲載費」が新たな収入源に  輸送トラックの荷台に広告 (2023/02/05)


キネクトが「SIGN & TRUCK」を開始


 WEBなどのデザインを手がける㈱キネクト(東京都)は12月15日、街を走る輸送トラックの荷台を広告媒体とする宣伝・告知サービス「SIGN & TRUCK」(サイントラック)を開始した。宣伝のためだけに空荷で走る広告宣伝車(アドトラック)とは異なり、荷物を運ぶ輸送用トラックの荷台を活用する。
 キネクトによると、トラック広告は、歩行者や付近を走行中のドライバーと同じ目線にあるため、人の視界に入りやすいという。さらに、日常的に屋外でスマホを使って撮影し、その画像や動画をSNSでシェア(共有)する人が増えている。輸送トラックに掲出された広告を、走行1㎞あたり12人が認知したとの研究データもあるという。
 広告掲出までの流れは、①広告主の希望するエリアや費用等から運送会社を選定し、媒体となる車両・走行エリアを提案、②広告主からのヒヤリングをもとに車体サイズに合わせた広告デザインを制作、③行政へ屋外広告物の掲出手続き、④日程、施工場所を同社が調整し、広告ラッピングを施工、⑤車両の走行とともに広告開始。毎月の走行レポートを広告主へ報告。
 同社では、広告主の募集をはじめ、デザインの制作、ラッピング施工の管理、行政への申請まで、すべて一貫して行う。
 現在は関東の運送会社と提携しているが、今年は関東以外の運送会社にも積極的にアプローチしていく。
 現在のところ、Gマークを取得している事業者と協力関係を結んでいる。広告効果を上げるため、法令の遵守や事故、違反の状況について良好な運送会社と協力関係を結びたい意向がある。(2月6日号)


 【写真】走行1㎞あたり12人が認知したとの研究データもある