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シェアサイクル 実施都市  7年で3倍以上に(2022/08/22)


「公共交通のラストワンマイルも補完」



「シェアサイクル」が広がりをみせている。
「シェアサイクル」とは、自転車を共同利用する交通システムで、自転車を都市内の各所に配置し、利用者は好きな貸し出し・返却拠点で借りて、返せる。レンタサイクルは、自転車を借りた場所に返さなければならないが、シェアサイクルは別の場所で返すことができ、家の近所で借りて、駅前で返すこともできる。
 貸出の料金精算は、交通系IC カード、スマホ決済、クレジットカードなど。国土交通省によると、シェアサイクルを実施する全国の都市は、2013年の54都市から2020年は170都市に増えている。
 「ハローサイクリング」を提供するオープンストリート㈱(東京都)のステーション(拠点)数は、昨年10月の全国4100か所から、8か月後の6月末時点には約4900か所に増えた。標準的な利用料金は、130円/30分、1800円/12時間。ユーザー数、利用頻度も増加傾向にある。
 オープンストリートの広報担当者は、「通勤、通学、買い物などの日常利用や観光地での利用のほか、在宅勤務の方の自宅周辺での移動手段や、町の飲食店支援の移動手段など目的や使い方が多様化し、利用が伸びています」と話している。
 国土交通省都市局街路交通施設課の浦井氏は、「シェアサイクルは機動力がある移動手段で、観光推進だけでなく公共交通のラストワンマイル(駅で降りた先の交通)も補完できる」と期待している。

 【写真】いなげや敷地内に設置された自転車ステーション(写真提供:OpenStreet)