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4人に1人が女性ドライバー ロジフォワード(2021/08/29)


車両には着替え用カーテン 透けない素材のズボン



 車両80台を保有し、中型車を中心に食品・医薬品などを輸送するロジフォワード㈱(新村千成社長、神奈川県大和市)では、現在、同社の女性ドライバー比率が25%程度で推移し、4人に1人が女性だ。未経験者の割合が高く、ホームページや家族・知人からの紹介で入社するケースが多い。
 ホームページで女性が働いていることを知り、「私にもできるかも」とHPが応募のきっかけにもなっている。
 トラックドライバーは、労働時間が長く、出産や育児によってライフスタイルが変化する女性の活躍が難しいとされる。同社では産休・育休の制度を導入し、子どものいる社員が長く働ける環境を作っている。
 この制度を活用し、出産を経て職場復帰する人も少なくない。
 事前にシフトを調整することで学校行事に参加できるようにしていることも女性ドライバーの定着につながっている。
 女性ドライバーの一日あたりの労働時間は、4~10時間で、出勤時間は朝6時以降が多い。 
 子どものいる社員には家族手当として、第1子は月1万円、第2子以降は月5000円を支給している。さらに、小・中・高の入学時は入学祝いを進呈している。
また、車両には着替え用のカーテンを設置したり、透けにくい素材のズボンを配布している。取引先からは、女性ドライバーの丁寧な荷扱いや明るい対応が好評で、社内の雰囲気も明るくなったという。
 新村社長は、「男女平等を心がけているため、女性にとっては体力面で大変な仕事だと思うが、それでもドライバーを続けてくれてありがたい。少子高齢化が深刻化し、好転する兆しがない中、女性や若年層の雇用に力を入れなければ人材不足に陥ってしまう。今は新型コロナの影響で採用や増車を控えている会社も多いが、当社はアフターコロナを見据えて積極的に採用・増車し、常に成長し続ける会社を目指す」と意気込む。